本州最南端の島から・・・


海金剛です   
by umikongou

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浜木綿(はまゆう)

み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に逢はぬかも
   柿本人麻呂 万葉集(巻4-496)


万葉集の中にも浜木綿は たった一つこの歌しかないそうです。
年間の平均気温が15度の等温線の南部に分布し、三浦半島が
北限。横須賀の市の花とか。
葉が肉質でオモトに似ているので「ハマオモト」とも呼ばれ
6月~9月の夏の夕方、白い花弁が蜘蛛の足のように分かれて
咲き 花は芳香を放ちます。葉は太く長く光沢があります。
海辺に似合う花ですね。

この辺りでは校歌によく歌われています。
「浜木綿の花咲くところ けがれなきかをりを胸に・・・」は
串本高校。串本中学校も「浜木綿の花咲くところ」と歌います。
そして 樫野小学校は2番の最初が「浜木綿かおる 南国の」
です。

当たり前のように咲いているので あまり話題にもならないと
思っていたら 演歌歌手の水森かおりさんが 「樫野埼」と
地名の入った歌を歌っているという新聞記事を見ました。
「はまゆうの花」が出てきます。
ただ、群生しているのは浜木綿ではなく「水仙」ですけどね。
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by umikongou | 2007-04-20 21:24

トルコ大使のメッセージ

樫野小学校創立百周年記念誌「かしの」12ページの真ん中に トルコと日本の赤と白の月星と太陽の国旗に挟まれて 当時の駐日トルコ国大使ジェラル・エイジオウルさんの写真とメッセージが掲載されています。

       メッセージ
 本日樫野小学校創立満百周年記念の式典が挙行されますに
 あたりお祝いのメッセージを送ります。
 この事は駐日トルコ国大使の私にとりましても無上の喜び
 とするところであります。衷心よりお祝い申しあげます。
 皆様もよくご承知の通り樫野小学校は特にトルコ国政府
 ならびにトルコ国民にとりまして、明治23年オットマン
 帝国の親善使節の乗艦エルトウルル号がその帰途当地の
 樫野埼沖合に遭難して以来、88年間本当に長い間お世話
 になりました。
 移り変わりの激しい世の中ではありますが、樫野小学校と
 トルコ国との固い絆は何のゆるぎもなく永遠に変わること
 なく子孫代々に受け継がれ、日土親善の礎となることで
 ありましょう。
 この佳き日に当たり樫野小学校が次代を担う世代の教育に
 一層励まれ、二百周年へのゴールを目ざす出発点とならん
 ことを衷心より祈るものであります。
             昭和53年3月1日
               駐日トルコ国大使
                 ジェラル・エイジオウル
                    (サイン)



大変残念なことですが 樫野小学校は今はもうありません。
平成10年3月31日、120年の歴史を閉じました。
感無量。
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by umikongou | 2007-04-19 22:25

アオサギ

今朝、洗濯物を干していたら、大きく羽を広げてアオサギが飛んでいるのが見えた。
二羽のアオサギは 裏山の木々の中に入って行った。
いつもはカラスが「アホー アホー」と鳴いている
(カアカアではなく)のに、今朝はなんて優雅なの!と思って見ていた。
アオサギは日本で一番大きなサギで 体は灰色で飛ぶと 風切羽の黒が目立つ。
成鳥には頭に黒い冠羽がある。
海岸や干潟、湖沼、水田などで 魚や蛙などを捕らえて食べる。
他のサギ類と集団で繁殖することもあるが 
アオサギだけのコロニー(集団繁殖地)を作ることが多い。
以前 須江の白野にコロニーがあると聞いていたので
大島の山の中に入っていくのは何故だろうと思った。
アオサギが海辺に佇んでいる姿は大変優雅に見えるけれど、
養魚場では魚の食害、糞による営巣林への被害などがあると聞いている。
人間と鳥が共存していくのは なかなか大変なことのようだ。
アオサギは姿も美しいが 頭も良いらしい。
才色兼備?鳴声はまだ聴いたことがない。「ゴア~」と鳴くらしい。
声は良くないのかな?
白野のコロニーを見に行かなければと思っている。
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by umikongou | 2007-04-18 22:54

緑の島

桜の花びらが風に舞って散り、気がつけば 島はすっかり緑色。
透き通るような若葉から グラデーションのように色んなトーンの緑色に包まれている。
大島で暮らすようになって この島がどんなに緑が多いか、よくわかった。
橋を渡って、串本に入ると とたんに照り返しがきつくなる。町の中には 殆ど緑はない。
大島は 緑の島。亜熱帯植物の島。家の数、人の数より 緑の方が多い。
常緑樹だから 一年中緑だけど 若葉はことさら心地よく目に映る。
島には緑の精霊がいると信じられるほど、恵みを感じる。
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by umikongou | 2007-04-17 23:10

『エルトゥールル号の遭難』

エ号百周年にあたり出版された串本高等学校歴史部
森 修さんの
『エルトゥールル号の遭難』をご紹介します
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森修先生は 昭和30年に大島中学校の教師になられた頃からずっと
機会があれば勉強してみたいと考えられていたエルトゥールル号の遭難
昭和61年に 串本高校に赴任すると同時に 研究に取り掛かられらそうです


この本は たまたま私の家(樫野)にありました
他にはどこで読むことが出来るのかわかりませんが

樫野や大島の人々の純朴で温かい人情まで伝わる歴史本です

今は 『エルトゥールル号の遭難』を 語るとき
   串本の・・・と 言われておりますが
樫野や 大島が串本町になったのは昭和33年

やはり歴史は 串本町樫野と きちんと伝えていって欲しいと思います
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by umikongou | 2007-04-16 23:53

明治初頭の海上交通事情

昭和63年発行の串本町史(史料編)を読んでいたら
886ページに興味深いことが記されていましたので引用させていただきます。

「串本町誌」より  神田佐一郎談話として
明治八,九年の頃でした。私の父(神田文左衛門氏)が例の串本対上野の境界問題で、内務省か司法省か、から呼出されたので急に上京の必要が起りました。処が、何しろ当時の事ですから、東京行の汽船に乗ろうと思へば神戸まで行かねばならず、それも七日か十日かに一回位の便であったし、神戸へ行くにしても神戸までは陸を歩くか和船便によるかの外はなく、色々考へた末、遂に樫野の灯台番が心易い間柄であったので、樫野から外国船に乗せてもらはうといふことにしたのです。当時私はまだ十歳余の子供でしたが、私は父を樫野まで送って行きました。
樫野の灯台へ行って待ってゐると、丁度どこかの外国船が一隻通りかかったので、早速灯台から信号して停船して貰ひました。そして父は予め灯台下に用意しておいた漁船に乗り、八挺櫓を立て全速力で外国船に漕ぎつけ、便乗を請い横浜まで無賃で連れて行って貰ひました。今から思ふとまるで嘘の様な話です。
私はそのとき行ったきり今に樫野へは参りませんが、灯台は今でも大して変わってゐないさうですね
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by umikongou | 2007-04-15 20:38

蘇鉄

e0110600_2126860.jpg実家の玄関脇に祖父が植えた蘇鉄があります
随分大きく育って葉を広げています。
雨が降ると溜まった水を弾くので服が濡れるし
尖った葉の先でつんつん射されるし 困りもの
ですが、それは玄関先に植えたからで、普通は
広場とか公園にあり そんなに近寄らないのだと
思います。刺さると本当に痛いです。
雨が降ると びっしゃになります。
亜熱帯の植物は 存在が濃いような気がします。
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by umikongou | 2007-04-14 21:27

トルコのお守り ナザールボンジュウ

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トルコでは悪意を持った視線(邪視)によって災いが降りかかると信じられている為 その視線を跳ね返す目玉をお守りにしているそうです。 見るもの 全てを石に変えてしまうというメデュウサ信仰の名残とも言われ、紀元前から魔除けのお守りとして伝わっています。



目玉のお守りは青いガラスで出来ていますが、
樫野埼灯台の近くの駐車場で大きなナザールボンジュウを見ました。
これはタイルで出来ているのでしょうか?
国道42号線沿いの二色地区のナザールボンジュウは
芝桜の濃いピンク色に包まれて とても美しく見えました。
残念ながら 樫野のナザールボンジュウは 
駐車場のトイレの脇にひっそりと隠れているのでした。
灯台へ行く道の 車が通らない所に 目立つように置いたら
沢山の人に見てもらえて良かったのではないかと思います。
トルコとの友好の印ですものね。
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by umikongou | 2007-04-13 23:25

オオタニワタリ

e0110600_20284567.jpg紀伊半島南部、四国、九州、沖縄、台湾などの 海に近い湿気の多い林の中の樹木などに着生する 常緑性のシダの仲間。ということですが 私が見たのは、ここ大島の私の
家のある路地の 二軒隣のお宅の石垣に生えていました。
ずっと気になっていたので 写真を撮りました。



観葉植物かと思っていたら 沖縄や奄美では 野菜(山菜)に
分類されていました。新芽を食べるそうです。
炒め物、煮物のあしらい、天婦羅、酢の物、春巻きからおこわまで、コリコリした歯触りで美味しい、と書いてありました。
新芽は ぜんまいの大きいものという感じです。

紀伊大島には ほかにたくさん山菜があるから食べないけれど
沖縄では オオタニワタリが山菜なのです。
そう思って見ると・・・美味しそう、かな?

以前、広島で食べた山菜の「こごみ」を思い出しました。
別名クサソテツ(オシダ科)です。オオタニワタリはチャセンシダ科、新芽の色も形もよく似ていると思いました。
味も似てるのかな・・・?新芽を見つけたら 食べてみます。
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by umikongou | 2007-04-12 20:30

歩こう!

いつも車で走っているから 時速60kmの景色しか見ていません。
「あっ!」と思っても止まれなくて そのまま通過してしまいます。
今日はしみじみ思いました。
「歩こう!」
歩かなければ何も見えてこない。
知りたければ歩くこと。と 自分に言い聞かせました。
 
島を知りたいのです。
地形、地質、道、植物(木、草、花、実)鳥、昆虫、魚、動物、人、風、
食べ物、風習、祭り、言葉・・・

今まで 大島が好き!という気持ちだけで書いてきました。
私は 串本で生まれて育ちました。
高校を卒業してから 串本を離れ、5年前に帰ってきて 大島に来たのは一年前です。
連れ合いは 樫野出身です。
そして私は 樫野ファンクラブ?!

これから 少しずつですが 歩いて探してきます。
いろんな大島を発見したいです。
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by umikongou | 2007-04-11 23:52