本州最南端の島から・・・


海金剛です   
by umikongou
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キレイハキタナイ  (仲間のブログより~)

「きれいはきたない、きたないはきれい」 は、シェイクスピア の 『マクベス』 の
冒頭で3人の魔女たちが、戦場から凱旋するマクベスに向かって言った台詞。

先日〈南紀ブログ〉で昔の灯台の写真が出ていた。それを見たとき、この言葉を
思い出した。
そして古里へUターンしてから、子どものころ遊んだ灯台へ何度か訪れるたびに
感じていた違和感の正体が分かった。「綺麗は汚い」だったのである。

西洋式石造り灯台として、日本で一番初めに点灯(1870年6月10日)された
歴史遺産。
子どものころよく遊んだところが、そうした場所であったことが誇らしくさえあった。
ところが今は風景が一変してしまい、懐かしさすら思えない別のものになっている。

灯台の前で、昔はこんなではなかったと言い訳をするかのごとく、連れ合いに
ボヤいていたひとつひとつのことこそが大事だったのである。
○灯台は古くてカーキ色とクリーム色が混ざった白色で、今のように真っ白では
  なかった。
○それに展望台がくっついていなかった。
○もちろんすぐそばの官舎には燈台守さんが住んでいて、中へも入らせてもらった。
○灯台へと向かう道は土の道で、デコボコとした感触を足が覚えている。
○周辺は水仙が群生していた。今はすっかり刈り取られて申し訳程度に残されて
  いるだけ。

整備事業だかなんだか知らないが、少なくとも古いままにしておいた方が良かった。
綺麗にしたつもりで、汚く醜い姿を晒すことはなかったはずだ。むしろ明治の建設当時
の雰囲気に近づけるべきだったのだ。日本で最初に出来た灯台、だから価値があるの
である。何をどうすべきかは、おのずと答えは出る。簡単なことだ。

キレイハキタナイ、キタナイハキレイ。視点を変えれば見え方も変わってくる。

                                    一所不住
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by umikongou | 2007-05-08 21:23
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